海外で生活するということ

ぼくは2017年3月現在、オーストラリアのクイーンズランド州、サンシャインコーストに拠点をおき生活しています。

思えば高校生くらいの頃から「いつか海外へ行ってみたい」と考え始め、大学は国際文化を学ぶ学部、卒業後も青年海外協力隊を受験してみたり、海外出張のある仕事をしてみたり、常に頭の中は海外へ行くことしか考えていませんでした。

旅行や仕事で運良く海外へ行くチャンスを何度かつかんできたものの、これまで一度も”海外で生活”したことがなかったのです。

「若いうちに絶対に海外に行って実際に暮らしてみるんだ!」

そんなことを漠然と考えながら、やっと心の準備ができたのが28歳でした。

現在、オーストラリアにワーキングホリデーの制度を利用して滞在中。
約3か月という月日があっという間に過ぎて行きました。

ぼくが海外に来てみて、実際に思ったことは、「自分がこれまで掲げていたハードルはなんて高いものだったんだろうか

ということです。

小学生のときに跳び箱の授業があったのをふと思い出しましたが、自分より低い高さだったら、あんなに簡単に飛べるのに、ほんの数段、それも自分よりも少し高くなっただけで「飛べないんじゃなかろうか、ぶつかったらケガするかもしれない」と恐怖と不安を覚えたものです。

ぼくはまさに海外に行き生活することに、前述したものすごい高さの跳び箱のような壁を想像しており、なかなか踏ん切りがつきませんでした。

理由としては、語学面と資金面が一番大きかったように思います。

「英語も全然話せないし、行ってやりたいこともない」
「いくらあればいいのかよくわからない。100万円あればいいって言うけど」

今思えば、これは人の意見に流され、人の物差しで自分をはかっていたということです。
まさに言い訳をつくって海外で生活することを先延ばしにしていたにすぎません。

実際に海外にきて暮らしてみて思うのは、「なぜあんなに自分は難しく考えていたんだろう?」ということでした。

英語の話せない日本人なんてごまんといますし、下手したら日本語だけでも生活できる環境がオーストラリアではつくれます。

資金だって100万円用意したほうが、語学学校に通うことや仕事を見つける際には生活に余裕がでます。車を買ったり旅行したりと自分のやりたいことができるのはあきらかです。

ただ、10万円もない資金でオーストラリアにきて仕事をすぐ見つけたような話もありますし、ぼくだって出国までに30万円しか資金を貯められませんでした。

というより、ぼくの場合は「海外へ行かなきゃ!今行かなきゃもうタイミングがこないきがする!」そんな直感に背中を押され、待てなくなってしまったんですね。

海外へ行くことを決意してから、出発までは9か月ほどしかありませんでした。
その頃は働いていた会社に借金もしていました。
インストラクターになるための資金を45万円。
その借金をすべて返済し、貯金できたのが30万円だったのです。

その30万円はオーストラリアにきて2か月もしないうちに、なくなってしまいましたが、仕事が決まってしまえばたったの1,2か月で取り戻せる金額であることも知りました。

仕事が見つかった。お金も生活に困らないくらいにはある。

そうすると生活に余裕が見えてきました。

自分がなんのためにオーストラリアにきたのか考える時間もできました。

夢とか目標にむかって進んでいる、たしかに前に進んでいるんです。

なのに、つまらなさや悲しさ、つらいなぁと思うことを感じることもでてくるようになりました。

1つは海外で生活するということは全然難しくなく、慣れてしまったということ。
2つめは、好きなことをするために苦手だったり嫌いなことをしなければならないということです。

例えば、オーストラリアでウミウシダイブが毎日できる場所に住むことができれば・・・

そのためには資金を貯めること、長期滞在するためのビザを獲得したりスポンサーを探す必要があること、決してそれは自分が好きなこととは限らないこと。などです。

旅行だったら絶対そんなに悩んだり苦しむこともないんです。
楽しいところだけ見てられるし、お金だって使える分だけ使えばいい。

でも生活するということはそうじゃない。
そうだ、これは日本で暮らしていた頃とほとんど変わらないじゃないか

生活する、どこかに拠点をおくというのはそういうことなのかと、ひしひしと感じるようになりました。

この文章は特別、誰かに向けて書いたわけでもありませんが、今後海外で生活してみたいと思っている人がいれば僕は是非とも背中を押してあげたい。

おそらくあなたが思っている以上に想像していた壁は低く、なんてことはないことだということです。

それが海外で暮らすことだと。

だから、もっと日本人は海外へどんどん出て行けばいい。
もし日本でやりたいことができないなら、仕事がないなら、ちょっとそこまで散歩するくらいの感覚で、ひょいと海外に出てみてはいかがでしょうか。

「そんなこと言われても」

と、いろんなことを考えてしまうようであれば、その問題をあきらかにしてみることをオススメします。

そしてその問題を決して人とは比較しないで、自分として考えることです。

問題が資金ならば、いったいいくらあれば自分は大丈夫なのか、どれくらいの期間があれば貯められるのか。

問題が語学ならば、なにをするために語学が必要なのか、語学がなくても現地で生活できれば問題ないのかなど。

僕が100万円くらい漠然とした資金が必要だと考えていたのは、本だったりインターネットの情報だったり、いろいろです。
たしかにお金はあったほうがいい。間違いなくいいです。

お金があれば僕がやりたいと思っていることを1年も2年も早く達成できる可能性があります。

ただ、海外に行って暮らしたいだけなんだったら、20~30万円もあれば十分なのではないでしょうか。

仕事だって人が多い場所に行けば何かしら見つかりますし、生活費だって1か月に10万円もあれば十分です。

ぼくが思うに、海外で生活すること自体は、日本で暮らすこととそんなに変わりません。
ただ、環境が変わることで自分の周りのすべてのものが変化していくのは間違いありません。

ぼくがいいたいのは、”旅をするようなエキサイティングな日々”というよりは、仕事をして休日を楽しんで、という”平凡な日々を過ごす。それが暮らすということ”なのだということです。

最後に繰り返しますが、この記事をお読みの方が、もし海外で暮らしたいと思っているのであれば、すぐにでも行動に移してほしいです。

これがぼくにとって適切なタイミングだったのかどうかは正直わかりません。
「あれをしておけばよかった」「もっとあれがあれば」などなど考えればキリがないのです。

それでもぼくは今現在、オーストラリアで初の海外生活をしています。

そして少なからず今のぼくは初の海外生活を楽しんでおり、決して後悔はしておりません。

人生どうなるかわかりません。

結局はやるかやらないかの二択です。それ以上もそれ以下もないのです。

今日は海外で暮らすことについて思うことを書き連ねてみました。

ではまた次回。

当ブログの記事をご覧いただきありがとうございます。また遊びに来てください^^