原発は賛成・反対とかそういう問題ではない。まず知ること。そして原発とどう生きていくのか選ぶべき。

Genpatu japan

ハイサイ。しんやりょう@umiushimeshiです。

最近は熊本でも大きな地震があったりと、今後何が起こってもおかしくない状況がつづいていますね。
と、人ごとのようですが、人ごとです。

今回は原発についての記事です。
大きな地震が起きたら再稼働している原発でまた同じような事故が起きるかもしれません。

あなたは原発賛成?反対?
そういう問題ではありません。
まずはどんなものか知ってください。

知った上で、あなたが原発のある世界でどう生きていきたいのか選ぶべきです。

平井憲夫さんの「原発がどんなものか知ってほしい」を読んで、今思うことをかいておきます。

実際に読んでみて衝撃を受けた箇所をピックアップしておきます。

素人がつくる原発

日本の原発の設計も優秀で、二重、三重に多重防護されていて、どこかで故障が起きるとちゃんと止まるようになっています。
しかし、これは設計の段階までです。施工、造る段階でおかしくなってしまっているのです。
仮に、自分の家を建てる時に、立派な一級建築士に設計をしてもらっても、大工や左官屋の腕が悪かったら、雨漏りはする、建具は合わなくなったりしますが、残念ながら、これが日本の原発なのです。

ぼくは半導体装置の組み立てをやっていた時期がありました。
ど素人の自分が現場に行き、マニュアルを見ながらはじめてさわる工具を使い、配管をつなぐ。

中にはフッ素や酸など人が触れてはいけないものを扱う機械もありました。
人手が足りないから緊急で教育をし、育てて現場に出す。

現場に出れるということは、ぼくとしては経験を積めるのでいいこと。
しかし、質がいいかといえばそうではない。
似ている部分がありふと思い出しました。

原発稼働OKを出す検査官も素人

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原発の事故があまりにもひんぱんに起き出したころに、運転管理専門官を各原発に置くことが閣議で決まりました。
原発の新設や定検(定期検査)のあとの運転の許可を出す役人です。
私もその役人が素人だとは知っていましたが、ここまでひどいとは知らなかったです。

この記事は1994年のもの。
20年ほどでどこまで日本は変化できたんでしょうか。
正直変わってないんじゃないかなというのが本音。

「昔のことなんだから今はきちんとしてるはず!」

なんてぼくは思えません。
だってそのときに作られた原発が今そのまま再稼働してるんだから。

原発の定期点検も素人が行う

そういう仕事をする人が95%以上まるっきりの素人です。
お百姓や漁師の人が自分の仕事が暇な冬場などにやります。
言葉は悪いのですが、いわゆる出稼ぎの人です。
そういう経験のない人が、怖さを全く知らないで作業をするわけです。

なんなんでしょうね。これって。

海は放射能垂れ流し

原発の事故があっても、県などがあわてて安全宣言を出しますし、電力会社はそれ以上に隠そうとします。
それに、国民もほとんど無関心ですから、日本の海は汚れっぱなしです。

福島原発事故のときに明らかになりましたよね。
マスコミなんて信じられませんいまだに。
ぼくはテレビも新聞も見るのをやめました。

日本には国民の安全より大切な”何か”があるようです。

絶対安全だという原発教育のウソ

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私自身が二〇年近く、現場の責任者として、働く人にオウムの麻原以上のマインド・コントロール、「洗脳教育」をやって来ました。

そうしないといけなかったんでしょうか。

日本には原発を途中でやめる勇気がない

どうして日本が止めないかというと、日本にはいったん決めたことを途中で止める勇気がないからで、この国が途中で止める勇気がないというのは非常に怖いです。
とにかく日本の原子力政策はいい加減なのです。
日本は原発を始める時から、後のことは何にも考えていなかった。
その内に何とかなるだろうと。
そんないい加減なことでやってきたんです。
そうやって何十年もたった。
でも、廃棄物一つのことさえ、どうにもできないんです。

これは今も変わりませんよね。2016年のたった今も原発は再稼働しました。

なぜ原発は廃炉や解体ができないのか

原発は水と蒸気で運転されているものなので、運転を止めてそのままに放置しておくと、すぐサビが来てボロボロになって、穴が開いて放射能が漏れてくるからです。
原発は核燃料を入れて一回でも運転すると、放射能だらけになって、止めたままにしておくことも、廃炉、解体することもできないものになってしまうのです。
先進各国で、閉鎖した原発は数多くあります。
廃炉、解体ができないので、みんな「閉鎖」なんです。
閉鎖とは発電を止めて、核燃料を取り出しておくことですが、ここからが大変です。
放射能まみれになってしまった原発は、発電している時と同じように、水を入れて動かし続けなければなりません。
水の圧力で配管が薄くなったり、部品の具合が悪くなったりしますから、定検もしてそういう所の補修をし、放射能が外に漏れださないようにしなければなりません。
放射能が無くなるまで、発電しているときと同じように監視し、管理をし続けなければならないのです。

つくったらつくったで大変。後始末にも時間と金がかかる。
とんでもないものが日本にはまだたくさんあります。

放射性廃棄物の処理に300年。誰が管理するの?

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原発自体についても、国は止めてから五年か十年間、密閉管理してから、粉々にくだいてドラム缶に入れて、原発の敷地内に埋めるなどとのんきなことを言っていますが、それでも一基で数万トンくらいの放射能まみれの廃材が出るんですよ。
生活のゴミでさえ、捨てる所がないのに、一体どうしようというんでしょうか。
とにかく日本中が核のゴミだらけになる事は目に見えています。
早くなんとかしないといけないんじゃないでしょうか。それには一日も早く、原発を止めるしかなんですよ。

著者が北海道で中学生の女の子に言われた言葉が、確信をついていて衝撃です。

「お聞きしていいですか。今、廃棄物を五〇年、三百年監視するといいましたが、今の大人がするんですか? そうじゃないでしょう。次の私たちの世代、また、その次の世代がするんじゃないんですか。だけど、私たちはいやだ」

こんな大人たちの尻拭いをするのは、何にも関係ない、ただ日本に生まれたという理由の
ぼくらの子供たちなわけです。

原発の近くに住んでいるだけで被爆する

原発にある高い排気塔からは、放射能が出ています。
出ているんではなくて、出しているんですが、二四時間放射能を出していますから、その周辺に住んでいる人たちは、一日中、放射能をあびて被曝しているのです。

さーてどうしたもんですかねこれ。
これが本当なら後述しますが、ぼくは被爆しています。

原発がなくなったら電気がなくなるなんてウソ

それは国や電力会社が「原発は核の平和利用です」「日本の原発は絶対に事故を起こしません。安全だから安心しなさい」「日本には資源がないから、原発は絶対に必要なんですよ」
と、大金をかけて宣伝をしている結果なんです。
もんじゅの事故のように、本当のことはずーっと隠しています。

原発は確かに電気を作っています。
しかし、私が二〇年間働いて、この目で見たり、この体で経験したことは、原発は働く人を絶対に被曝させなければ動かないものだということです。

一体人間って、なんのために生きて、なんのために働いているのでしょうか。

ぼくの実家は再稼働した川内原発から12Km

川内原発 Wikipedia

ぼくの実家は川内原発から12Kmしかはなれていません。

山を1つ超えれば原発です。15分もあれば着いてしまう距離。

川内原子力発電所 Google マップ

家族はもちろん実家にいますし、結婚して帰ってきて家を建てたり新しい事業を起こした友人もいます。
地元が好きな人が多いです。

ぼくも地元は好きです。

川内原発は1984年に運転開始,2011年停止、2016年より再稼働

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ぼくが生まれたのは1987年。鹿児島に住んでいたのは18年間。
少なくみつもっても15年は被爆してるってことですかねこれ。

また再稼働しちゃいましたが、どうしますかこれ。

家族に何かあったらいつでも動ける準備だけはしておく

ぼくは年末には日本を出ます。
しばらく海外を拠点にいろいろと見てこようと思っています。
原発があるのは日本だけではありません。

が、日本は大きな地震に津波、原発と危ないものが多いことは事実です。
日本という国自体は大好きですが。

ちょうど自分の目線が海外に向いていっていることもあり、ぼくが拠点を海外においていれば、
なんかあっても「家とか地元に固執しないでこっちにこい」って言えます。

何を選ぶのかはぼくの自由、そして家族の自由ですが、選択肢はあったほうが良い。

それがぼくの原発に対して思うことです。

知っている人も知らない人も、原発とどのように生きていくのか、考えてみるべきです。
ていうかそうしてください日本人なら。

平井憲夫 優しい地球 残そう子どもたちに

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これはあくまで1つの情報です。
ネット上に存在するものは全て過去のもの。
どこまで信じて、どう考えて、どう動くのか。

もう情報が多すぎるんですよ。
あんまりネットの記事見ませんが、これは考えるきっかけになるのではないかと思い選んでみました。

読んでみてください。

平井憲夫著「原発がどんなものか知ってほしい」

筆者「平井憲夫さん」について:1997年1月逝去。
1級プラント配管技能士、原発事故調査国民会議顧問、原発被曝労働者救済センター代表、北陸電力能登(現・志賀)原発差し止め裁判原告特別補佐人、東北電力女川原発差し止め裁判原告特別補佐人、福島第2原発3号機運転差し止め訴訟原告証人。
「原発被曝労働者救済センター」は後継者がなく、閉鎖されました。

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