Kindle作家になる。

1冊出版してしまえばそれはもう作家だろうか。

それならば僕は作家ということになるのだけれども、そんな肩書きはどうでもよく、本音を言えば「売れる本が書きたい」ただそれだけである。

なぜならKindleの収入だけで生活ができるのであれば、世界中場所を問わず、ウミウシだけを追いかける生活ができるからである。

結局そこに終結するのが今の僕である。

売れる本とは?

「いったい売れる本とは何か?」

ということを考えたときにまず僕なりに導き出した成功条件?とでも言えばいいだろうか。

それは、

おもしろい

ただそれだけなんじゃないかと。

人間単純なので、おもしろいものであれば、どんなに真面目でもどんなにくだらなくても好きな人ならお金を払うはずなのである。

では”おもしろい”とは一体なんだ。

辞書でひくとこういったことがかかれている

・楽しい、愉快
・興味をそそる
・おかしい
・心をひかれる

で、僕の中での”おもしろい”の定義はこうだ。

・自分が今まで経験したことがない、もしくは経験できない
・これまで誰もやったことがない、前例がない
・限られた場所や限られたモノなど、限定的な要素がある

この僕の定義が見事に辞書に書いてある定義と当てはまるのかは謎だが、売れる本とは推測するにそういうものじゃないかと。

正解などないので、あくまで自分なりに考えた”売れる本”の定義でもあるのだが。

これをもとに僕が売れる本を出版するためには、

限定された場所で、限定されたターゲットに、これまで誰もやったことのない経験則を書けば良い。

そういうことになる。

となると、

オーストラリアのサンシャインコーストで、ウミウシ大好きの日本人に向けて、日本人の僕がウミウシ写真集もしくは図鑑などを出版する

ことで、多少は限定的な要素やニッチ感がでるのではないかと思っている。

問題は、はたしてそこまでターゲットを絞った上で、その理想のターゲット数は一体、日本人口の何%いるのかということになるのだが。

アナログとデジタルの境界線

で、本題のアナログとデジタルの境界線についても考えてみた。
Kindle出版するならKindle出版でしかできないことをしないと紙の出版社が膨大な資金を費やしてつくる本には勝てないと思うからだ。

ざっと考えてみると

紙書籍(アナログ)
・重い
・手触りや温かさ、匂い、質感
・時間経過でページをひらいたり、しおりを挟んだり慣れるという感覚的な要素(触覚と嗅覚)
・容量に左右されるボリューム、ページ数、デザインなどのコスト
・出版後の改編などの難しさ(売れない場合は特に)
・紙であるがゆえの物質劣化(逆に価値がでることも)
・拡散スピードの遅さ

デジタル書籍
・軽い(読む端末の大きさだけ)
・無機質
・リンク機能や埋め込み機能
・ページ数やボリューム、デザイン面などのコストが無限
・更新や改編の容易さ
・複製コストが実質0
・コストがかからないため価値が上がりづらい
・シェアされやすい、拡散させやすい

といったところが紙書籍とデジタル書籍の違いなのかなーと思う。

Kindle出版だけに限定すれば、Amazonの力を借りて無料キャンペーンや宣伝、リコメンド機能などを使い、自分では決して簡単には届かない潜在的な客層まで一気にリーチできる可能性がある。

これが一番大きい。

売れないはじめたばかりの漫画家が、紀伊国屋やジュンク堂など書店に足を運んで営業して得体の知れない本を「おもしろいからおいてくれ」といったところで、かなり難易度は高いし、おいてくれた書店の営業時間内に店内の限られたスペースでがんばって売れるのを待つしかない。

それが、どんなにつまらない、おもしろくない漫画であっても世界中のどこかの誰かは気に入ってくれるかもしれない、うちがやってる間は24時間世界中のみなさんに売り出しますからね、というのがAmazonである。

自分が出したいとさえ思えば、本を置いてくれる、それがAmazon。

逆に言えば、誰でも本を出版できる時代なので、時間が経つにつれて敵も多くなるし、内容やデザインなど精査していかないと、顧客にリーチしない可能性も高くなる。

しかし、これはすごい夢のある話なので、ぜひともチャレンジしたい!

そう思って僕はKindle出版の道を歩みはじめた。

と同時に、Kindleでもビジネス系から写真集、漫画などいろんなジャンルを買ってみて、購入者の心理も探ってみている。

例えば全10巻の漫画だと、0円で3巻まで販売したり1巻だけ無料キャンペーンにしたうえで、「う・・・続きがきになる・・・」という状態にして、そこから有料の巻を購入するきっかけづくりができる。

さらには本を読み終わってその場で次の巻をリコメンドしてくるので、その場で「購入しますか、それとも死にますか?」

というDEAD OR ALIVE 的な要素もAmazonは持ちかけてくる。

ネット環境につながってないほうがレアだろうから、これは超強力な営業武器である。

ワンピースで言えば無限のギアフォース的な、ハンターハンターでいえば、敵を選ばないエンペラータイム的な、例えが非常に下手なのは置いておいて、

これはリアルに本を1巻だけTSUTAYAとかゲオで借りてきて、

「意外と面白かったじゃんこれ!続きがきになるな・・・うーん借りに行くの面倒くさい!」

という究極の手間と心の隙間を瞬時にうめてくれる。人間の欲求に最速で最大限にうったえかけてくる天才リコメンド機能。これはマジでやばい。

被害者R.Sさん29歳ウミウシ好きの場合を例にとると、

落語心中、はたまたノゾキアナというちょいエロ漫画まで全巻購入してしまい、見事に無料キャンペーンという罠にはまってしまったのである。

これを紙書籍でやると、無料で販売する分を印刷するコストがかかるが、デジタルなら複製コストは0。

本を販売し続ける限り、いくらでも何万冊でもコスト0で販売可能(具体的には最初の出版までのコストはかかる)。

さらには、同じ内容にもかかわらず、無料用と販売用にわけることで、
「無料で読んだけど、期間限られるし有料をまとめ買いしよう」

と、読んだにもかかわらず期限が限られている無料版を再度、永久に読み直せる有料版にて購入し直すという自分の購買心理にも気づくことができた。

Kindleを出版する側にまわると、自分が本を購入する際に購入する側の動機も探ることができる、自分で体験することができるので、非常に面白い。

考えれば考えるほど、Amazonという企業の恐ろしさと、自分の可能性の無限さに気づかされる。

さて、この経験談をもとに僕がKindleでヒット作?を生み出せるかどうかは謎であるが、今日の考察はここまで。

当ブログの記事をご覧いただきありがとうございます。また遊びに来てください^^