ウミウシの図鑑写真[撮り方/注意点]

Howtophoto

ウミウシの図鑑写真を撮り始めました。
こんにちは。しんやりょうです。

沖縄のダイビングショップ「オーシャンブルー」の今川さんらにより、世界のウミウシというホームページが立ち上げられました。
投稿型のウミウシ図鑑的なホームページです。
当ブログでも石垣島のウミウシ写真や動画を投稿しておりますが、これを機に図鑑写真の撮り方をしっかり勉強しよう!と決意。

世界のウミウシへの写真投稿規定をベースに、ウミウシの図鑑写真の撮り方について考えてみました。

▼世界のウミウシ

図鑑写真とは?

イチゴミルクウミウシ Mexichromis aurora 世界のウミウシ と ウミウシ 図鑑写真の撮り方 注意点

図鑑写真というと、被写体を真ん中に収めた日の丸構図の写真をイメージする方が多いと思います。
また、以前は、この日の丸構図の写真は良くないものという誤った認識や偏見を持った人が多かったように思います。
日の丸構図は誰でも撮れる、初心者が多用する構図だ、面白みがない、そんな考え方があったからでしょう。
しかし、その考え方は変わってきています。
しっかりとピントが合って、その生物の特徴を隅々まで捉えた図鑑写真は芸術写真に匹敵する美しさがあります。
撮影機材の進歩や撮影技術の向上により、最近の水中生物図鑑で使用される写真は非常にクオリティが高いです。
また、そういう写真は、テレビ番組や、雑誌、論文など、各方面から貸し出しのオファーも絶えません。
そして、図鑑写真は思ったより撮るのが難しいです。難しい故に面白いし、撮った時の喜びも大きいのです。
▼図鑑写真のススメ その1 図鑑写真とは何かを考える

水中写真には、図鑑写真、芸術写真、そして、スナップ(記録)写真の3つがあり、図鑑写真は芸術写真に匹敵する美しさがあるとのこと。
確かに世界のウミウシに投稿されている写真を見てると、驚くほどキレイな写真が多いです。

以前使用していたウミウシ図鑑.comというホームページは検索のしづらさと写真のクオリティの差が激しいのが問題と感じていたので、これには納得。

1枚の写真から、その被写体の外観の特徴が分かる事が理想

写真を撮るにあたって気をつけておいてほしいことも書かれています。

  • 触角や二次鰓、背側突起が波で揺られていないか
  • 触角や二次鰓が出ているか
  • 体が不自然に捻じれていないか
  • 水平バランスは良いか
  • 背面に砂やゴミが乗っていないか
  • ウミウシの手前に不要な写り込みはないか
  • 奇形個体ではないか

「うひゃぁ!!こんなに!?」と驚いたあなた。僕もです。
本当に芸術的な図鑑写真を目指すのであれば、ここまで気をつけて撮影しなければならないのですね。

ウミウシ写真の投稿規定と注意点

実際に記載されている投稿規定はこちら。

写真は投稿者ご本人の撮影したものに限ります。
写真の縦横比はできるだけ2:3の横長サイズで送って下さい。
ファイル形式はjpgに限らせて頂きます。
ファイルサイズは横幅が800px以上のものでないと投稿できません。上限は8MBです。
撮影地、水深、体長、水温などのデータも必要です。(およそで構いません)

写真付で採用or不採用の判断基準も記載されております。
▼ウミウシの写真の投稿規定

  • ウミウシが画面中央に適度なサイズで写っている。(採用)
  • 同定ができる程度の特徴が分かる。(採用)
  • ピントが合っていない。(不採用)
  • 画質があまりにも悪い。(不採用)
  • 写真に対してウミウシが大きく写っている。見切れている。(不採用)
  • 写真に対してウミウシが小さく写っている。(不採用)
  • 色味が不自然。(不採用)
  • 写真の縦横比が極端すぎる。(不採用)
  • ウミウシではない。(不採用)
  • 同じ撮影者、同じポイントで同じ被写体の写真が既に何枚も投稿されている。(不採用)

実際に投稿してみてみた。

実際に写真を複数投稿してみてみました。
結果は3枚全部採用でした。

採用された写真

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まずはヒオドシユビウミウシの写真。
後ろの方が少しボケてますが、全体的に特徴を捉えていてしっかりピントも合っているということでしょう。
ちなみに元の写真はもっと大きいのでトリミングして真ん中に被写体をもってきています。

IMG 1448

続いてはモザイクウミウシ
図鑑写真の規定をある程度思い出しながら、しっかり背面から撮影したものです。
ウミウシの背景が結構うるさいので、できるならシンプルな背景にしたかったのが本音。

それでもこのウミウシの模様と触角や2時鰓の特徴をしっかりと捉えられていたということでしょう。

不採用かと思った写真も採用

IMG 1411

気になっていたのはキマダラウミコチョウの写真。
実物が10mm以下と小さく、これでもトリミングした方です。規定通り余白を少なめにすると画質が荒れるのでここが限界かな〜と。

”写真に対してウミウシが小さく写っている。”という規定にひっかかるだろうなと思っていましがが、採用されました。
特徴がわかる写真ということで大目に見てもらえたのかな。

投稿前にしておくとよい、簡単な画像補正[Adobe LightRoom編]

写真によっては色かぶりが起こって、本来の自然な色合いではなくなる場合もあります。
画像補正するだけでかなり色合い違うので、PhotoshopやLightRoomをお持ちであれば、ぜひ試してみてください。

スクリーンショット 2016 06 08 17 34 28

アカオビツバメガイの例。
左側が補正前、右側が補正後。
砂の色が白色、海藻が緑色になるように補正するとこうなります。
全然違いますよね。

スクリーンショット 2016 06 08 17 34 15

Ocean Blue の今川さんによると、このハラックサウミウシは紫色が特徴的。
もったいない!とのことで補正をかけてみては?と教えていただきました。

アカオビツバメガイもハラックサウミウシも、基本的にいじる項目は1つだけ。

WB(ホワイトバランス)の色かぶり補正を右側にスライド(30~40目安)にすると砂と海藻の色が自然な色合いに。

「あくまで補正なので、加工のしすぎは良くないですよ。」とのこと。
フォトコンテストとか写真の表現が目的でない限り、色かぶり補正と露出やシャープ少しかけるくらいでいいかと。

一番大事なのは、PCで補正しなくても良いように写真を撮るときから、常にベストな1枚を撮る事を意識することです。
これを意識するだけでだいぶ変わりますよ。

今川さんより。
最初からベストな1枚撮れたらいいんですけどね!
これからはそこまで意識して撮影してみようと思います。

オート撮影に頼りすぎかなー。マニュアルでも挑戦してみます。

まとめ

キマダラウミコチョウ Siphopteron tigrinum 世界のウミウシ

採用されるとめちゃくちゃ嬉しい。
不採用でも画像自体は残るので、個人のウミウシ図鑑としても活用できるようですよ。

ということで、図鑑写真の撮り方と実際に投稿してみてわかった注意点について書いてみました。
投稿するとなると「ここ気をつけないとな」と考えながらの撮影になるので、すごく勉強になります。

ちなみに僕の撮影した写真はすべてCanonS120のコンデジですので、コンデジ写真でも採用されますよ!
キレイな写真見ると一眼も欲しくなりますね!

以上、図鑑写真の撮り方と注意点でした!

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当ブログの記事に共感していただけたら、また読みにきていただけるとうれしいです。読んでくれる方の数が多くなると、更新するやる気につながります^^

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