[共生]サンゴ礁に生息するハタとウツボは協力して狩りをする。

Grouper morayeel

ハイサイ。しんやりょう@umiushimeshiです。

ダイビングをしていると、ある生物がよく一緒にいることに気づきます。

ハタとウツボ。

なんで近くにいるのかな〜と理由を知りたかったのですが、
観察する暇がなく不思議に思っていたんです。

が、ウミウシに関する本を読んでいるところ、他の海洋生物に関する情報を発見。
それがハタとウツボの共同
ハンティングについてでした。

なぜハタとウツボが協力するのか?

魚の世界では、協力して狩りをすることがあるんですね。
では一体なぜハタとウツボなのか。
各生物の特徴を知ると、協力するワケがわかりました。

ハタは視覚がよく効くが、体が大きいのが弱点

P4060058

好きなアオノメハタ

ハタは視覚がよく、昼間に小魚を狩ります。
泳ぐスピードも早い。
が、体が大きいのが弱点。

小魚にサンゴの隙間に逃げられてしまうと、どうしようもないんですね。

ウツボって普段は薄暗くなってから狩りをする

PC010004

ハナビラウツボ

ウツボは視覚が優れない分、嗅覚がすぐれています。
なので薄暗くなってから狩りをするそうな。

そのウツボが、ぼくらがダイビングするような真昼間に活動的に動く理由とは・・

ハタが司令塔。ウツボに協力してもらってお互いに狩りができる

小魚に逃げ込まれたハタは、特定のウツボに協力を依頼するそうです。

ハタが求愛の動きに似たピクピクと痙攣するような独特の動きをウツボに見せると狩りの合図。

この動きで昼間に活動せずに休んでいたウツボは,
「何?エサ?ごはんあるの?」
とハタに導かれて小魚の逃げ込んだサンゴのもとへ。

ウツボは体が細長いため、魚が逃げ込んだ隠れ場へも入り込んで行けるんですね。
ウツボは獲物をゲット。

そのウツボにビックリして飛び出した別の小魚は、ハタに食べられちゃうんですな。

ハタはウツボがどこに潜んでいるかを記憶して、特定のウツボを呼び出している

さらにすごいのはハタの記憶力。
ナショナルジオグラフィックの記事によると、
ハタはきちんと自分に協力してくれて狩りが成功できるウツボを記憶して同じウツボに依頼をするようになるといいます。

単体で狩りをするのに対し、ウツボと協力して狩りをした場合は、ほぼ100%に近い確率で両方獲物を得られるそうな。

▼ハタとウツボ、協力して狩り

ダイビング中にスジアラ(ハタ)とウツボを見たらよく観察してみよう!

記事で話されているのは、ハタの中でもスジアラ。
沖縄でのダイビング中に見ることはよくあります。
米原Wリーフのサンゴ周辺なんて、ハタとウツボだらけ。

他にはベラも協力して、3トップで攻めることもあるらしいです。
ベラは顎が強いのでサンゴ砕いちゃったりするとかしないとか。

こういう生態を観察するのって大好きです。
インストラクターとしては、ただ生物を見せるよりお客さんと一緒に観察するようなガイディングもしてみたい。

観察するようなダイビングってちょー面白いですからね。
是非この記事を読んだ方も観察するようなダイビングしてみてください。

以上、しんやりょうでした!

ウミウシ以外の生物のこと書いてあるオススメの本

生態に興味がある人は、下の本読んでみると面白いですよ。

grouper_morayeel.jpg

当ブログの記事に共感していただけたら、また読みにきていただけるとうれしいです。読んでくれる方の数が多くなると、更新するやる気につながります^^

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です