ウコンハネガイ/Electric clam

ウコンハネガイ

【いしがきじま図鑑】へようこそ。
ここでは石垣島で出会った生物を紹介していきます。

この生物について

  • 和名:ウコンハネガイ
  • 英名:Electric clam
  • 学名:Ctenoides ales (Finley, 1927)
  • 分類:ウグイスガイ目 ミノガイ超科 ミノガイ科 Ctenoides属
  • 生息環境:サンゴ礁,沖縄など南のほう
  • たべもの:プランクトンや有機物
  • 撮影者 しんやりょう

貝殻は白く、赤い外套膜をもっている。
岩の隙間などに住んでいて、光をあてると青く光ることから、「稲妻貝(イナズマガイ)」と呼ばれることもある。

ウコンハネガイは、青白く光るといっても、自ら発光しているわけではないです。
そうすると自分の位置を知らせてしまうことになりますしね。

外套膜に光をよく反射する細胞があり、この細胞が反射する光が稲妻のようにみえるわけです。

ウコンハネガイはなぜ光るのか?なんのために光るのか?その仕組みと理由とは

以下の記事によると2010年頃からの研究で、ウコンハネガイが光る仕組みが解明されたそうです。

ピカピカ!イナズマのような光を放つ貝「ウコンハネガイ」の光の謎が解明される

まずこの発光が化学反応による生物発光ではなく、周りの光を反射し生み出されていることを確認。
そして、その光を反射する反射体の正体が二酸化ケイ素(シリカ)で形成されたわずか340ナノメートルの球体であることを発見した。
ウコンハネガイの外套膜付近にはシリカの球体がビッシリと詰まっており、それが青白い光を反射させてこのようにイナズマのような光を形成していたのだ。

もっと詳しく知りたい方、英語の論文を読みたい方は以下から入手できます。

A dynamic broadband reflector built from microscopic silica spheres in the ‘disco’ clam Ctenoides ales

光る理由については未だ解明されていない

光る仕組みについてはこれでわかりました。
が、理由については未だ解明されていないとのこと。

他の発光生物には、光を獲物を呼び寄せる為に利用するものもいるが、ウコンハネガイは海水中のプランクトンや浮遊している有機物をろ過して食べているためその必要はない。
また、毒などを保有していないため、捕食者に対する警戒という可能性も低いと考えられている。
残る可能性としては仲間に自分の居場所を知らせるために発光しているという説だ。
現在、科学者らはその仮説を元に自身の目で光を認識できるのかどうかという確認など40の研究を行っている。

つまり食べ物には困らない。
でも光を当てられないと反射膜が光らないとなると、魚など光を放たないものを威嚇するという理由もない。

反射膜であって、自分から光ることもしないわけですもんね。
いったいなんのために光るのか?
非常に興味深い生物です。

と、何度見てもかっこいいので、ガイドするときにも重宝してます。

写真が雑なので、いいの撮れたら写真と動画とアップします。

ウコンハネガイ.jpg

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